子ども向け環境教育「わたしたちの未来会議」が2018年11月6日に、長野市城山小学校の5年生のクラスで開催されました。
今の地球の問題と生活の関係を見てみよう
第一回目のテーマは、『今の地球の問題と生活の関係を見てみよう』
地球上にはたくさんの生き物たちが住んでいます。そしてたくさんの自然に囲まれています。その自然が資源になり、私たちの生活を支えています。
私たちの生活を支えてくれている「資源」ってなんだろう?
みんなで「自然→資源」の眼鏡をかけて、身の回りを見てみました。
洋服は?テレビは?ペットボトルは?食べ物は?
色々な意見が出ました。
「資源」はいつまでも存在するわけではありません。持続可能・不可能ということ、持続可能のために必要な「コモンズ」について、みんなで考えてみました。
子どもたちの感想を一部ご紹介します。
- 地球は一つしかないので、命と同じくらいに大切にしたいです。
- まさかあんなに石油が使われているとは…。
- 自然を資源に変えてみて、材料やその物の元がいろいろあってびっくりしました。
- 石油がなくなったら…こまる!だけど、なくならないために必要なことを考えることはとっても大切だなぁと思いました。もっと深く考えたいです。
持続可能・不可能なライフスタイルを考えよう
そして第二回目の講座のテーマは、『持続可能・不可能なライフスタイルを考えよう』
世界中の人たちが日本の今の生活になったら地球は何個必要?
アメリカは?インドは?
子どもたちから「えーっ!」と驚きの声が上がっていました。
大型農場。ここでは大豆が育てられています。でもこれは人が食べるものではありません。動物の餌になります。
あらゆる加工食品に使われているパーム油の裏ではたくさんの動物たちの生活も犠牲になっています。
本当にこんなに必要なのかな?みんなはどんな地球に住んでいたいかな??どういう未来が幸せかな?という問いかけに、子どもたちは真剣に考えていました。
宿題で書いてくれた内容(気が付いたことやこれから何ができるかということ)を少しご紹介します。その内容について、第三回目の時にコメントもしてもらいました。
- 他の国は野菜などで加工食品が少ないので、出るごみが少ない(インドやブータン、アフリカなどの生活と日本やアメリカの生活と比べて気が付いた)
- 動物などのこともしっかり考える(人間ばかりが幸せになっても動物が不幸だったら平和とは言えない)
- なるべく石油の代わりになるものを探して作る(石油を使わないようにして、資源を守っていく)
- 緑を増やす(緑が増えれば温暖化も止められると思う)
2050年、自分たちが42、43歳の時の地球にタイムスリップ!!
第三回目は、2050年、自分たちが42、43歳の時の地球にタイムスリップ!!
これから自分たちのビジョンを描いていきます。
未来は誰かが作ってくれるものではありません。
自分たちが望む未来を自分たちで作っていかなければいけません。
ビジョンマップを作る時のお約束は
①自分にとってどんな状況が本当に幸せかを考える
②こんなこと無理かな?と最初から思わない。これまでの常識を壊していこう!
来月はビジョンマップの発表です。どんなビジョンが描かれるか、とても楽しみです!
世界マザーサロン 永井 佐千子
私たちの未来会議「地球環境・対話プログラム」について
私たちの未来会議では学校、自治体、その他教育機関の皆さまに向けて「地球環境・対話プログラム」を提供しています。子どもたちと環境問題、社会問題について学びながら、人の意見を聞く、自分の意見を伝える、という「対話」の方法も学んでいきます。
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